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『sneeuwの世界』sneeuw デザイナー 雪浦聖子さん

2015.09.16

『sneeuwの世界』sneeuw デザイナー 雪浦聖子さん

■ sneeuwの世界

会場:渋谷パルコ パート1・1F 「Meetscalストア by once A month」

会期:2015年9月10日(木)〜10月9日(金)

「Clean & Humor」をコンセプトに、シンプルな中に遊び心のある仕掛けを取り入れたデザインで同店での取扱い当初から人気を集めてきたsneeuw。

今回は注目を集め続けている若手ブランド「sneeuw」にフォーカスした企画を開催。

最新コレクションに加え、アクセサリーブランド「litoao」やニットレーベル「ciansumi」とのコラボ商品や、ブランドのオリジナルグラフィックをモチーフにした限定マグカップ、水筒などの雑貨も展開します。

(一部オンラインストアでのお取扱いも予定しているので遠方にお住まいの方もどうぞお楽しみに!)

今回は「sneeuwの世界」を開催するにあたって、デザイナーの雪浦聖子さんに、今イベントの見どころやアイデア源になっていることなど、たくさんの貴重なお話をお伺いしてきました。

―――まず初めに、「sneeuw」の由来を教えていただけますか?

雪浦とても単純なんですけど、「雪浦」の「雪」ですね(笑)sneeuwってオランダ語で「雪」って意味なんですけど、オランダ語を選らんだのは影響を受けた“ドローグデザイン”からです。みんながよくわからない言葉のブランドにしようと思って。なんか一瞬わからないけど、聞けば「ああ。」と思うような。

―――雪浦さんはなぜ洋服の道へ進もうと思ったんですか?

雪浦子供の頃からずっと、「デザインをする仕事に就きたいな」と思っていて。「絵も描きたい」とか。とにかく“かたち”を作ることに興味があって。洋服のデザイナーとか小学校のときに思ってたりしたんですけど、そういうのは難しいんだろうなと思ってて。家も結構堅くて、デザインの仕事では食べていけるか分からないから、とりあえず勉強しなさいって言われてました。「まあ、そっかそっか。」という感じで(笑)

「とりあえず大学入ったら選択肢も広がるから」って言われて。

結局、卒業後に普通にメーカーへ就職してからも、ずっとデザインしたいなって気持ちは心の奥にありました。会社に入った後も、その思いは消えなかったんですよね。そこではエンジニアみたいなことをしてたんですけど、「デザイン部に行きたいです」って言ってはいたのですが、それも叶わなくて。これはもう自分でやるしかないなという思いがあって。

4年間、会社に勤めて、多分26歳ぐらいだったと思うんですけど、30歳までに自分の方向転換をしといたほうがいいんじゃないかと思って、デザインする仕事に就こうと決心しました。

何にしようかなと思った時に、その頃メーカーで電気製品を作っていたんですけど、たくさん作るものなので、制約がおおかったり自由が利かないというか。まあそれだけ慎重に大事に作られているので、なんかもうちょっと気軽に一人でも気に入ってくれたら成立する、自由度の高いものを作りたいなと思って。それで、もともと洋服も好きだし、「じゃあ洋服のデザイナーになろう」と思って、それで会社辞めて専門学校へ通い始めました。

まとめると、デザインしたい気持ちがずっとあった、少ない規模でもできるデザインがいいなと思って、洋服を選んだって感じです。

―――エンジニアにならなかったとしたら、また違った道を歩んでいたかもしれないですか?

雪浦もしかしたら、そうですね。プロダクトデザイナーにも興味があったので、そういう仕事をしてた可能性があったかもしれないですね。

―――sneeuwの服はそんな雪浦さんのプロダクト的視点が組み込まれているイメージがありますが。

雪浦意識してないけど、パターン引いてる時に、なんとなく図形のことというか、算数レベルの図形のことを考えることがあるので、そういう意味で、ちょっと理系っぽい作り方も多少あるかな、とは思います。あと、ただかざりがついているよりも、構造(ディテール)にちょっと意味があったりとか、ポケットになってるとか、何通りの着方ができるとか、なんとなくただ付いてるというよりは、なるべくデザインに意味をもたせようとする気持ちがあるので、そういうところが多少プロダクトっぽかったりもするのかな。

―――雪浦さんが影響を受けたオランダの「ドローグデザイン」とリンクしている点はありますか?

雪浦自分のものづくりのコンセプトが「クリーン&ユーモア」で、「ユーモア」の部分が初めてドローグデザインを見た時に感じた部分で。牛乳瓶のような物をたくさん束ねてそれがシャンデリアになっているとか、陶器の持ち手が柔らかいはずのロープを硬化した持ち手になっているとか、ただ「かっこいいでしょ!」っていう感じではなくて、発想の転換だったりとか、そういう面白さのあるデザイン、だけど“ファニー”な面白さではなくて、かっこいい面白さ。そういうのがいいなと思って、自分もそういうのが作れたらなという気持ちがあります。

―――雪浦さん自身が“ユーモアな性格”の持ち主だったりしますか?

雪浦例えば、自分が面白いかクールかって言われたらそうである自信はないけれど、そうありたいと思うし、そういう人が好きだったりします。

―――ものづくりにおいて、アイデアの出てくる瞬間はどんな時ですか?

雪浦自転車に乗っている時とかなんですよ(笑)。展示に行ったりするのが好きなんで、その色々なものを見たイメージが蓄積されてて、それが自転車に乗る具合でちょうど整理されるみたいで(笑)。アトリエまでほとんど毎日自転車で通ってて、移動中に、多分視界に人とかも入ってくるから服をイメージしやすいんだと思います。「あ、こういう服があったらいいな」とか「ここをこうしよう」とかそういうことを移動中に考えて、それを実際にメモしたり形にしたりするのが、ここ(アトリエ)だったりっていう感じですね。あんまりここでずっと考え込んで、とかはないですね。「さあ!これから考えます!」って考えることはあんまりなくて、「どっちがいいかな~?」とかはあるんだけど、きっかけは外で、ふとした瞬間に。自然に生まれてきたやつがいいみたいです。あとは仮縫いしてる段階で、ぐじゃぐじゃ着ながら、こうやって着れるかも!むしろこうやって着たほうがかわいい!っていう偶然の発見があったりするので。そういうのとかもあります。

―――sneeuwで一番こだわっているところはどこですか?

雪浦やっぱり形とかバランスですね。ちょっとゆるい感じとか、ヘンに女っぽさを出すんじゃなくて、でも女の子が来たら、そこはかとなく女の子らしくなったりして。そういう曖昧な「ゆるさ」みたいなのを大切にしています。ちょっと儚い感じに見えたらいいなと思っています。

―――今回「sneeuwの世界」というイベントを開催するということですが、今までにこのような企画はありましたか?

雪浦 こんなちゃんとしたのは初めてです。私自身も嬉しいし楽しみです。早く人にお知らせしたい。(笑)

―――今回のイベントで展開するsneeuwの服について

雪浦基本的にミツカルストアのバイヤーさんに選んでもらって、それ以外で、特に自分が推しているものとかをセレクトしています。

―――雪浦さんご自身で気に入っているイチオシ商品とかありますか?

雪浦半分プリーツで半分がフレアスカートのジャンパースカートがあって、かわいくできたなと思っています。展示会での評判も良かったです。今回のおすすめのアイテムのひとつです。

―――今回のイベントでコラボするブランドさんについて教えてください。

雪浦『CIANSUMI(チャンスミ)』さんは、ニットの作家さんです。もともとお友達でもあったんですけど。手芸っぽいニットじゃなくて、すごくモダンで、品があって、かつかっこいいデザインをされる方なんですね。もともと彼女の作品が好きで。色使いもお互い好きな色が似てるねって話してて。もともと一緒にいつか何かやりたいなと思ってたんで、ここでいい機会をいただいたので、やろう!と思って。今回はsneeuwの生地を裂いて紐にして編んでもらう予定なんです。バッグとクラッチを作りたいなと思ってて。バッグは木と組み合わせた挑戦的なものを作ってみようかと!クラッチは色の綺麗な変わった素材(ウェットスーツに使う素材)を使って、それと編んだものを組み合わせて作ってもらおうと思っています。

『lito ao(リトアオ)』さんは、木とか真鍮とかそんなにキラキラしていないもので、丸とか四角とかシンプルな造形で、新しい組み合わせでアクセサリーを作っているブランドです。もともと向こうもsneeuwを好きでいてくれて。で、またいいチャンスだから!って一緒にやってもらう運びになりました。今回は、もともとのlito aoさんの形がすごい好きなんで、その形を生かしてもらって、色使いとかでスニュウっぽいものを作ってもらおうと思っています。

―――パルコ×sneeuwオリジナルアイテムについて

雪浦いつも柄にモチーフはなくて、ひたすら描いて組み合わせて気に入った形ができるまで試してて、今まで四角の変形したものの組み合わせとかが多かったんですけど。今回パルコさんとのコラボ商品で使う柄は、今まであまり点線とか線で表現したことがなかので「じゃあ線も使ってみよう!」という思いつきから出来た柄です。

―――今回は服だけでなく、雪浦さんの好きな本や音楽も並べていただく予定ですが、それぞれについて教えてください。

雪浦
≪本≫

●「ロトチェンコ+ステパーノワ -ロシア校正主義のまなざし」

…展示を見たときに買いました、100年近く前のデザインなのに新鮮で、風景を図として捉えている感じとか素敵だなと思って。

●「D&D SCAN #4:KASAI KAORU 葛西薫の仕事と周辺」/「図録 葛西薫1968」

大好きなアートディレクターです。レイアウトの美しさとか、気持ちがいい。シンプルで削ぎ落されたデザインで印象的な作品を作られる方です。、昔の作品も古臭くない。

●ガブリエル・オロスコ「内なる複数のサイクル」

…世界の捉え方が面白いなと思っていて、ハッとするような切り口とかを見せているアーティストが好き。

●菊池敦己「PLAY」

…崩してるわけじゃなくって、クールに面白い感じが素敵だと思います。

≪音楽≫

元々ずっと好きで、かつ一緒にお仕事とかさせてもらったトクマルシューゴさんとか。

YeYe(いえいえ)さんも音楽も好きだし本人もすごい可愛いなと思ってて。

結構日本人の曲が多いですね。洋楽を探すきっかけがあんまり無くて(笑)

そのまた知り合いに好きな音楽やってる人が多かったり、好きなミュージシャンつながりで音楽を選んで行くと自然と日本人の音楽が多い。

―――音楽から受ける影響はありますか?

雪浦空気感とかはあるかも。その音楽が似合う服を作りたいというか。自分の好きなものは全部繋がっている気がするので。それぞれが喧嘩しない、自然なものを作りたいなって感じですかね。

―――今回のイベントで「お店をこうしたい!」など、イメージはありますか?

雪浦色が綺麗でさっぱりしてるけどちょっと楽しい感じにしたい。普段やってる「服」そのものをお店に落とし込む感じで。instagramが好きで、日々たくさんアップしちゃってるんですけど、それでやってるのも、自分が好きなものを人にお知らせしたいなという気持ちだと思うので、今回はそのお店版なのかなっていう感じがします。CIANSUMIさんやlito aoさんとのコラボにも、自分が普段好きで使っている小物やアクセサリーとsneeuwを一緒に見てもらいたいという気持ちがあります。

―――今回のイベントで一番の見どころを教えてください。

雪浦 きっとコラボのやつがかわいくなると思うし、他では見れないので、ぜひそれは見てほしいですね。

―――雪浦さんのように、服作りの世界へ進みたい方々へメッセージをお願いします。

雪浦失敗を恐れずにどんどんやってもらいたいっていう気持ちがあります。何事にも遅すぎるってことはなくて、私も専門に入ったのは27歳の時とかなんで、卒業したのは30歳。同級生で若い子とかだと、9歳くらい年下とかだったけど、全然大丈夫だったから。よく大学生とかで「どうしよう」と悩んでる子も多いけど、親御さんの意向とかもあるのかもしれないけど(笑)「どんどんやったらいいのに」と思います!

―――自分の作家性を出すには?

雪浦数を作ることですかね。「全部sneeuwだよ」って周りには言ってもらえたりもするけれど、初期の頃はシルエットが今よりコンパクトだったり、自分が作りたいスタイルがあやふやで少し悩んでる時期もあって。でも作って、どんどん見せて、自分で作ったものを改めて見るうちに、自分で「ああ私こういうの作りたいんだ」っていうのが理解できて、どんどん自分でわかってきた気がするんですよね。私こういうのやりたいんだっていうのをどんどん絞っていく感じです。

―――最後に、雪浦さんとパルコの思い出を教えてください。

雪浦高校の時、千葉に住んでいたんですけど。津田沼パルコとか、学校が池袋の近くだったので、池袋パルコとかではよく買い物していましたね。オシャレなものがあるな~って。「若い頃から見てる」、「いつも新しいものがある」、「おしゃれな場所」ってイメージです。渋谷パルコは大学の頃よく行ってました。渋谷パルコのB1Fの「CLASKA Gallery & Shop “DO” (ドー)」という雑貨屋さんもよく行きますね。

【EC限定】sneeuwデザイナーの雪浦さんがよく行くお店をご紹介

  • cibot(淡島)/カフェ、ワインバー、欧州料理

    友達と時々行くんです。お店の雰囲気も素敵で、

    ご飯も丁寧に作ってあってすごく美味しいです。

    >>http://www.cibot.jp/

  • ユヌクレ(豪徳寺)/パン屋カフェ

    美味しいし、お店も素敵だし、自分の家に近いので、

    友達ぐるみで旅行したりするぐらい親しみのあるお店です。

  • Chirimulo(猿楽町)/焼き菓子

    女の子が一人でやってて、スパイスを上手に使った大人向けの焼き菓子をテーマにしたお店で、ここもお店がかわいいし美味しいし、素敵なお店です。

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