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「nejicommu」デザイナー 藤井早百合さん

2016.10.26

「nejicommu」デザイナー 藤井早百合さん

究極のミニマムで孤高のデザインを追求するプロダクトブランド「nejicommu」。時計という概念を超え、国境を超え、年齢性別を超えたデザインの原点はどこにあるのか?なかなか拝見することの少ないアトリエにて、デザイナーの藤井さんにお話をお聞きしました。

——はじめに、ネジコミュのブランドコンセプトを教えてください。

藤井基本的に時計をいろんな人につけてもらいたいっていうことですね。たとえば最初に作ったユニバースというモデルは、お洋服とか靴みたいな感じで、時計も「つける人に合ったものを選べる」という存在にしたかったんです。「この形なんだけど、このサイズじゃな…」というようなことがお洋服とかにはあると思うんですけど、何かそういう疑問を解決できる時計になればな、と思います。

——いろんな人につけてもらいたいという思いが芽生えたきっかけはなんですか?

藤井時計って、お洋服と違って靴に近い感じで、毎日つけるんですよね。なので持っているアイテムとして、その人をすごく表すと思うんです。たとえば電車で座っていたときに隣に座っている人の腕が見えたりすると、なんか小ちゃいものなのに目につくんですよね。なので、なんかそこに個性というか、自分を表現するもののひとつとして選んでもらえたら嬉しい。いまって時計を持たない人が多いので、時計を持っていること自体がだんだん珍しくもなってきているんですけど、時計をつけることの楽しさみたいなものが伝わればいいなと思っています。

——そもそも藤井さんが時計に興味を抱いたきっかけは?

藤井わたしは最初、鞄やお財布を作るアトリエで働いていて、その中でいろんな人と出会っていくうちに、時計を作っている方に出会ったんです。で、その人の仕事とか見ていて、すごいおもしろそうだなと思っていたときに、アシスタントの仕事みたいなのを紹介してもらって、そこから入った感じなんですね。だからもともと時計が作りたかったというよりも、いままでやってきた鞄とか革の仕事の延長線上に時計がやってきたという感じなんです。そうしたらすごくおもしろい世界で。

——なぜこのブランド名に?

藤井あの、すごく長くなるんで、なるべく短くします(笑)「ネジコミュ」って造語で、「ネジ」「コミュ」って読みなんです。「ネジ」は日本語でいうネジなんですけども、ネジって、ものとものを繋げる素材ですよね。それとネジの頭の部分って、基本的に90%くらいがプラスなんですよね。つまり、マイナスの方が少ないんです。何かそういうところにもシンパシーというか愛着が感じられて。あと、ものを作るのが好きで、たとえばアトリエとかも友だちに手伝ってもらって基本的に全部自分たちで作ってたんですけど、そういうのもあってなんかもともとネジが好きだったことも、「ネジ」を使おうと思ったきっかけです。
それと、学生時代に社会学を勉強していたんですけど、社会学用語に「コミュニタス」っていう言葉があって、そこの頭文字の「コミュ」っていうのをつなげました。「コミュニタス」も社会学の用語の中だと造語で、「社会の規範を変える」とか、ちょっと強い意味だと「覆す」とかっていう意味があるんですけど、そんなアグレッシブじゃなくて、ものごとをもうちょっとプラスな意味に捉えるという感じです。愛着がある「ネジ」という言葉に「コミュ」を足すことで、新しいものが作れないかな、ということでこの名前にしました。「ネジコミュニタス」とかだとすごく長いですし、呼んでかわいらしいというか、自分でしっくりくる感じもあって、この名前になっています。

——今シーズンのテーマは?

藤井一番新しい時計だと、「combine」という形があります。性別も年齢も問わない「コンビネーションウォッチ」という概念。「ペアウォッチ」という概念は「大きいものと小さいもの、あるいは同じものが2つあるからペア」ですが、「コンバイン」は黒と白を基調にしたものなので、黒白を逆転しただけでもペアになるんですね。その中でバリエーションも出していて、いまは6型あるんですが、その6型を2人でつけて、「ペア」というよりも「コンビネーション」、それが3人でつけてもいいですし、もしくは家族でつけてもいいですし。似たジャンルの時計をつけることで楽しみが増えていかないかな、というコンセプトがいちばん新しい「コンバイン」にはあります。

——好きな映画や本、展覧会などはありますか?

藤井映画で好きなのは『デカローグ』というちょっと暗い映画です。リアルな映画が好きなんです。展覧会だったら、表参道のルイヴィトンの上にギャラリーがあるんですけど、そことかは行きやすいし、やってるもののサイズ感とかもすごくいいんで、行けるときには行っています。

——今後ブランドを続けていく中で、どんなものを作っていきたいですか?

藤井ちょうど前のシーズンから、革の小物を作り出したんです。もともとは革の小物を作る会社で働いていたので、革の小物をもうちょっと作っていきたいな、というのはあります。
革と金属って、すごくいいコンビネーションだと思っていて。革って柔らかいイメージあるじゃないですか。でも、加工するときになんかちょっとクセがあるんですよね。道具がないとちょっとやりづらいというか。金属もそうなんですけど、金属って想像以上にちょっと柔らかいっていうか、わたしが使う真鍮とかですと、火にかけることによって結構加工しやすかったりして、その硬いのと柔らかいもののバランスは、革の小物とかをやった方が表現しやすくなるかなと思うんです。なので、革の小物とか、時計ももうちょっとバリエーションを増やしていけたらなと。色とか形、いまは革と金属の時計ですけど、もしかしたら金属だけのものを作るかもしれません。他にもたとえば、時計の指輪とかも作っていますけど、いろいろおもしろいものが作れたら。ジャンルとして時計は外せないし作っていきたいものではあるので、キャリアを遡って、昔やっていたことをまたさらに突き詰めていって、自分が作りたいものというか、使ってもらいたいものが作れたらいいなと思います。

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